雪女ゆきおんな
O君は語る。 大正の初年から某商会の満洲支店詰を勤めていた堀部君が足かけ十年振りで内地へ帰って来て、彼が満洲で遭遇した雪女の不思議な話を聞かせてくれた。 この出来事の舞台は奉天に近い芹菜堡子とかいう所だそうである。わたしもかつて満洲の土地を …
作品に特徴的な語句
鬼子コイツ しん 土竈どべっつい 客桟コーチェン へっつい けん もう うしな きたな おど 劉家リューツェー 馬賊マーツェ にわ 高粱コーリャン 空地あきち 縒合よりあわ よもぎ 総身そうみ 蝋燭ろうそく かゆ むしろ まゆ 碌々ろくろく 眉深まぶか のぞ さと 讒言ざんげん 躊躇ちゅうちょ ころ 遼陽りょうよう 闖入ちんにゅう 隙間すきま 雲朔うんさく かばん かしら いびき うわさ 寝床ねどこ うち 子細しさい 姜氏きょうし 姑娘クーニャン ねた 奉天ほうてん 多謝トーシェー たちま りゅう つるぎ 刹那せつな 俯向うつむ 侍妾じしょう 何処どこ たたず やなぎ 癇癪かんしゃく 煖炉だんろ 瀋陽しんよう 渾河こんが 清里しんり 気心きごころ 母屋おもや 歓待かんたい しわ 李多リートー 木偶でく 朋輩ほうばい 撫順ぶじゅん つか こしら こぶし
題名が同じ作品
雪女 (新字新仮名)田中貢太郎 (著)
雪女 (新字新仮名)小泉八雲 (著)