“侍妾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じしょう75.0%
そばめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かずある侍妾じしょうのうちに姜氏きょうしといううるわしい女があって、特に太祖の恩寵を蒙っていたので、それをねたむものが彼女に不貞のおこないがあると言い触らした。
雪女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ペレニウスの侍妾じしょうアギナという賢明な女のために、事は未前に発覚して総督ペレニウスは、己の身の危険をおもんぱかって一夜暗に乗じて、オスチアの港から一族郎党、侍臣から寵姫
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
ながひとやつながれし人間ひとの、急に社会このよへ出でし心地して、足も空に金眸きんぼうほらきたれば。金眸は折しも最愛の、照射ともしといへる侍妾そばめの鹿を、ほとり近くまねきよせて、酒宴に余念なかりけるが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)