『ウニデス潮流の彼方（ウニデスちょうりゅうのかなた）』

諸君は御記憶であろうか？昨夏七月二十二日ブエノスアイレス発ユーピー特電が突如倫敦各紙に第一声を送って以来、エーピー、ロイター、タス、アヴァス等世界の大通信社の触手という触手は一斉に色めき立って、地元拉丁亜米利加諸国はもちろん、全欧米を熱狂と …

著者	橘外男
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「読物時事」1947（昭和22）年5月〜12月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約3時間51分（500文字/分）
朗読目安時間	約6時間24分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

平（ひれ） 紛（まぐれ） 流行（ヴォーグ） 託（ことよ） 毀（こほ） 抛（ぽ） 女神（ヴィナス） 尊（あが） 捩（こ） 女神（ニンフ） 刺繍（ぬいとっ） 苛（あせ） 繞（たわわ） 眩（げん） 苛（じ） 容易（ただ） 頂（てっぺん） 煙草（パイプ） 結局（とど） 湿（じ） 集（だか） 尽（づく） 侍（はんべ） 穿（ほじ） 厳（やか） 剥（ぺ） 質（たず） 画布（キャンバス） 逢（くわ） 矮小（こびと） 匂（かぐ） 莞爾（にこ） 繞（ま） 甃（いしだだみ） 塗抹（ぬりけ） 選（すぐ） 配慮（こころばせ） 支（か） 銷（とか） 鋏（やっとこ） 節（ノット） 艶（あで） 陋（むさ） 口紅（ルージュ） 蒲団（マトレス） 博士（ドクトル） 樵夫（やまがつ） 寒天（ゼラチン） 繞（かこ） 智利（チリイ） 眩（まば） 挿（さしはさ） 維納（ウィンナ） 傍（はた） 粗忽（そそっか） 円（つぶら） 漫（そぞろ） 強（あなが） 話題（トピック） 賑（にぎわ） 檣（しょう） 欄（おばしま） 尋（ひろ） 踵（くびす） 纏（まつ） 気色（けはい） 水際（みぎわ） 怯（お） 透（とお） 外（はず） 填（つ） 綾羅（うすもの） 臥床（がしょう） 遥々（ようよう） 垂（なんな） 救援（エス・オー・エス） 嚥下（えんげ） 籠（かご） 憔悴（やつれ） 唆（そそのか） 漁（すなど） 咳（しわぶき） 薄（うっす） 懐（いだ） 窈窕（あでやか） 濃厚（こってり） 穹窿（アーチ） 雅（みやび） 露（あらわ） 画布（キャンヴァス） 傾斜（スロープ） 鳥打（ハンチング） 燦（きらめ） 茹（うだ） 中腹（ちゅうっぱら） 出（い） 眩（まばゆ） 何処（いずく） 麗（うら） 颱風（タイフーン）