“女神”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
めがみ58.3%
じょしん8.3%
おんながみ6.3%
ぢよしん6.3%
によしん6.3%
にょしん4.2%
かみ2.1%
ぢよじん2.1%
ニンフ2.1%
メガミ2.1%
(他:1)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“女神”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 戯曲75.0%
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学(児童)23.1%
文学 > イタリア文学 > 詩21.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
納戸色なんどいろ、模様は薄きで、裸体の女神めがみの像と、像の周囲に一面に染め抜いた唐草からくさである。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ふふん、きっとか。よし、それではおまえがりっぱにあの女神めがみをもらって見せたら、そのお祝いに、わしの着物をやろう。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
これを聞いて、活ける女神じょしんが、なぜみずからのその手にて、などというものは、烏帽子折えぼしおりを思わるるがいい。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……女神じょしんの殿堂の扉の下にやがてひざまずいた私は、それから廚裡くりの方へ行こうとしました。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——と此から話したの——其の時のは、船の女神おんながみさまのお姿だつたんです。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「竜神だと、女神おんながみですか、男神おとこがみですか。」
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
市街のむかつて右の石山いしやまの上にはノオトル・ダムの尖塔と黄金の女神ぢよしん像とがそびえて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
これ丈の服装と容貌とを持つてゐれば、幸福の女神ぢよしんに対して、ごく大胆な要求をしても好ささうだ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
日本國は女人によにんの國といふ國で、天照大神ともふす女神によしんきいだされたしまである。
……がとびらひらいて、伝説でんせつなき縁起えんぎなき由緒ゆいしよなき、一躰いつたい風流ふうりうなる女神によしんのまざ/\としてあらはれたか
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
幾頭の獅子ししける車の上に、いきおいよく突立ちたる、女神にょしんバワリアの像は、先王ルウドヰヒ第一世がこの凱旋門がいせんもんゑさせしなりといふ。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
少年がその時のその意気、その姿、その風情は、たとい淑徳貞操の現化げんげした女神にょしんであっても、なお且つ、一糸おおえる者なきその身をいだかれて遮ぎり難く見えたから。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かくて、彼の眼は云ふ——「私は愛と友情とを奪はれた、人間の中で一ばん下等な、一ばん孤独なものでございます。この点では、私は動物の中の最も不完全なものにも劣つて居ります。それでも——私でもやはり永遠の美を味はつたり、感じたりするやうに造られて居るのです。あゝ、女神かみさま! 私の悲しみと熱狂とを憐んで下さいまし。」
そがもとにきずつける女神ぢよじんの瞳。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ある女は豊満なる四肢をくねらせて髪をくしけずり、ある女はじらいを含んでくしくわえて佇み、ある女は小波さざなみの立つ泉のほとりに憩い……さながら林泉に喜戯する森の女神ニンフの群れと題する古名画の一幅の前に佇むがごとき思いであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
向うに見える古川岸、此方に見える古川岸、古川の川岸に育つた若水沼ワカミヌマ女神メガミの如く、時が経つほど益お若返り遊ばし、又此穢れを祓ひふりかける淵の凝滞ヲドみの水の
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
生れる子が男であれば、アポロのようにたくましい肉体を持って雄々しい容貌であってくれるように、……女ならば女神ヴィナスのように豊麗で美しく……と、ただ肉体の上の美しさと逞しさのみを希求いたしていたのであります。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)