“ぢよしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
女神100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿の近くにババリヤ公園があつて、其処そこにバイエルン国の精神を表示した女神ぢよしん像が立つて居るが、いたづらに巨大なばかりで少しも崇高な感のおこらない物である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
生ける女神ぢよしん——貧乏の?——は、石像の如く無言で突立つた。やがて電光の如き変化が此室内に起つた。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
これ丈の服装と容貌とを持つてゐれば、幸福の女神ぢよしんに対して、ごく大胆な要求をしても好ささうだ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
市街のむかつて右の石山いしやまの上にはノオトル・ダムの尖塔と黄金の女神ぢよしん像とがそびえて居る。大洋にむかつて石垣の一横線わうせんを築いた新港しんみなとの規模の偉大な事はコロムボの築港などの及ぶ所で無いと想はれる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)