“許”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もと44.5%
ばか19.8%
ゆる11.9%
とこ7.5%
ばかり7.5%
ゆるし3.3%
ところ1.9%
0.8%
こと0.3%
ばつか0.3%
(他:18)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“許”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション86.8%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本72.4%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸58.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
夕方、間違いなく帰ります。左記の友人のもとへ、将来の方針に就いて相談に行って来るのですから、御心配無く。ほんとうに。
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)
女学校へく外に音楽教師のもとへ通つてるエジツは数篇の詩を歌ひ、又尼寺で習つたと云ふ宗教的なお伽噺を一つ述べた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それからおよそ七十マイルばかり疾走して、全く南洋らしいジャングルや、森林の中を行くとき、私は娘にいた。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
髪の毛は逆立ち、唇を深く噛み締めて、拳銃ピストルの柄を砕くるばかりに握り締めつつじりじりと後退あとじさりをした。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ゆるしてくださるんですか。本当を言ったら、ぼくなんかあなたにおこられたら生きているかいもないんですからね」
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かれはただ、がまなかて、沢地たくちみずむのをゆるされればたくさんだったのです。
そこでいつそ別れようといふ事で、日をめて弁護士のとこに落合つて、その手続をする事に談話はなしを運んだ。
『お嬢様ぢやうさあ、お嬢様とこのお客様を乗せて来ただあ。』と、車夫の元吉は高い声で呼びかけ乍らかぢを止めて、
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
セルの単衣ひとへしたに襦袢をかさねて、に大きな白い百合ゆりはなを三本ばかりげてゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
僕はこの人の詩を読まないが散文詩ばかりを書いて近年巴里パリイの若い詩人の人気を一身に集めて居る大家たいかだ。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
われその年の秋母のゆるしを得て始めて八重を迎へいえを修めしめしが、それとてもわずか半歳はんさいの夢なりけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
われ無事に苦みて、外に出でゝ遊ばんことをひ、ゆるしをえたる嬉しさに、門のかたへ走りゆき、戸を推し開きつ。
そこは厚皮あつかはだから「政治的婦人」だの「政治家の妻」だのという論文を自分の新聞に載せて、嬢様のところへ送つて来る。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
その折越路は自分ながら物足りないところがあつたので早速師匠摂津大掾せつつのだいじようところに駆けつけた。
御門内ごもんないはおこしものりません。おこしものをおあづかりいたします。』
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
然れども或は勇士意氣に感じてはすなはち身を以てあひるし、或は受くる所は※に一日の粟、而かも甘じて己れを知る者の爲に死す。
美的生活を論ず (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「分りきったことを。いつまでおこと稚子ちごでいる気か」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なに、老いてとな。山城もはや、ことし六十を迎えたが、まだまだ、老いた気はせぬ。おことらはちょうど、卵の殻を出たばかりの雛鳥ひなどりよ。はははは、男ざかりは、六十越えてじゃ」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『マ清子さん!……貴女其麽そんなに……私になら何だつて言つて下すつたつていわ。貴女ばつかりよ、私姉さんの様に思つてるのは!』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
中には態々わざわざ渠に叩頭おじぎをするばつかりに、其処に待つてゐるのもあつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
唐の元和げんな年中、きょ州の趙季和ちょうきわという旅客が都へ行く途中、ここに一宿いっしゅくした。
きょからしょうへと出る途すがら、子路が独り孔子の一行におくれて畑中のみちを歩いて行くと、あじかになうた一人の老人に会った。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
だつてあなたが彼様あんなことばつかしおつしやるんだもの。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「君はかねに不自由しないから不可いけない。生活にこまらないから、はたらく気にならないんだ。要するにぼつちやんだから、ひんい様なことばつかり云つてゐて、——」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
神のユルしが、必ある方法によつて、予期出来たのであらう。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
凡隊中ノ事 一切隊長ノ処分シヨブンニ任ス 敢テ或ハ違背イハイスル勿レ モシ暴乱ボウラン事ヲヤブリ モウ謬害リヤウガイヒクニ至テハ 隊長其死活シクハツセイスルモ亦ユル
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)
「なるほど、——ところで、編笠乞食との間柄は何だろう。兄妹きょうだいとか、いいなずけとか、話しぶりで見当は付かなかったろうか」
亡くなつた人達には、皆若い夫人があつた。博士は、亡友に尽すつもりで、出来るだけその人達の世話を焼いた。若い未亡人達が博士のうちを訪ねて来る事もあれば、また博士の方から、出掛けてく事もあつた。
一つ御無心をおき下さるわけには参りますまいか
朝野弥太郎の千町田ちまちだといふ。一里廿八町吉田駅。山城屋重兵衛の家に宿。此日暑不甚。行程八里きよ
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
蕨粉わらび餅を売る、妙なり。又上ること一里きよ、山少くおもむろに石も亦少し。路傍は草莽さうもうにて、いたゞき禿とくせり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
『瀬がはやえだでなア! これやハア先生どこ小供わらしだナ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『怎してもうしても、今夜こんにやヤ暮れツとがら、俺アお八重さんとり歩いてだもの。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『十人ばかしよ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
主義だとか、主張だとか、人生観だとか云ふ窮窟なものは、てんで、これつぱかりくちにしないんだから、あるんだか、いんだか、殆んど要領を得ない。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「また受造者つくられしものみづから敗壊やぶれしもべたることを脱れ神の諸子こたちさかえなる自由にいらんことをゆるされんとの望をたもたされたり」(羅馬書第八章二十一節)とあるは即ちこれなり。
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
万葉集巻四、吾恋者千引乃石乎七バカリ繋母カケモ諸伏モロフシなど見えたれば大なる石の事を云へる古言なり、千人して引べき石と云ふ義にて、日本書紀神代巻に、千人所引磐石と書したるも、知昆伎伊波と馴て則礫の意を顕せる書ざまなり云々。
東奥異聞 (新字新仮名) / 佐々木喜善(著)
さうして平城天皇の御宇まではりなかつた。