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耳許
ふりがな文庫
“耳許”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みみもと
90.5%
みゝもと
9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みみもと
(逆引き)
私の
耳許
(
みみもと
)
からバンと烈しい銃声が起り、更にバン・バン・バンと矢継早に三つの銃声がそれに続いた。鋭い
烟硝
(
えんしょう
)
の匂が急に鼻を
衝
(
つ
)
いた。
虎狩
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「あんないけすかない人っちゃないわ」そういったゾッとする様な言葉が、容貌に自信のない彼の
耳許
(
みみもと
)
で絶えず聞えていました。
算盤が恋を語る話
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
耳許(みみもと)の例文をもっと
(50作品+)
見る
みゝもと
(逆引き)
「え、え、」と、
小
(
ちひ
)
さな
咳
(
しはぶき
)
を、
彼方
(
かなた
)
の
其
(
そ
)
の
二階
(
にかい
)
でしたのが、
何故
(
なぜ
)
か
耳許
(
みゝもと
)
へ
朗
(
ほが
)
らかに
高
(
たか
)
く
響
(
ひゞ
)
いた。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
道々
(
みち/\
)
も一
分
(
ぷん
)
の
絶間
(
たえま
)
もなく
喋
(
しやべ
)
り
續
(
つゞ
)
けて、カフカズ、ポーランドを
旅行
(
りよかう
)
したことなどを
話
(
はな
)
す。
而
(
さう
)
して
大聲
(
おほごゑ
)
で
眼
(
め
)
を
剥出
(
むきだ
)
し、
夢中
(
むちゆう
)
になつてドクトルの
顏
(
かほ
)
へはふツ/\と
息
(
いき
)
を
吐掛
(
ふつか
)
ける、
耳許
(
みゝもと
)
で
高笑
(
たかわらひ
)
する。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
耳許(みゝもと)の例文をもっと
(6作品)
見る
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
許
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“耳”で始まる語句
耳
耳朶
耳目
耳語
耳門
耳環
耳盥
耳面刀自
耳障
耳元
“耳許”のふりがなが多い著者
徳永直
泉鏡花
アントン・チェーホフ
橘外男
海野十三
中里介山
泉鏡太郎
蘭郁二郎
有島武郎
中島敦