“みゝもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳許54.5%
耳元36.4%
耳根9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道々みち/\も一ぷん絶間たえまもなくしやべつゞけて、カフカズ、ポーランドを旅行りよかうしたことなどをはなす。さうして大聲おほごゑ剥出むきだし、夢中むちゆうになつてドクトルのかほへはふツ/\といき吐掛ふつかける、耳許みゝもと高笑たかわらひする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
耳元みゝもと近くからおそろしいきいろい声が、「かはるよ———ウ」とさけび出した。見物人が出口のはうへとなだれを打つてりかける。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「え?——」男はギツクリとして耳根みゝもと迄赭くなつた。