“旅行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょこう32.2%
りよかう27.1%
たび25.4%
りよこう10.2%
たびゆ3.4%
たびゆき1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だいぶん水(みず)も暖(あたた)かになった。旅行(りょこう)にはいい時分(じぶん)である。幾日(いくにち)かかるかしれないが、この広(ひろ)い領地(りょうち)を一巡(ひとめぐ)りしてこようと思(おも)う。」
太陽とかわず (新字新仮名) / 小川未明(著)
私(わたくし)は元來(ぐわんらい)膝栗毛的(ひざくりげてき)の旅行(りよかう)であるから、何(なに)も面倒(めんだう)はない、手提革包(てさげかばん)一個(ひとつ)を船室(キヤビン)の中(なか)へ投込(なげこ)んだまゝ直(す)ぐ春枝夫人等(はるえふじんら)の船室(キヤビン)へ訪(おと)づれた。
それは今、私がこの邸を退(の)きますと、もう隅々まで家中が明(あかる)くなる。明さんも思い直して、またここを出て旅行(たび)立ちをなさいます。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
外國人(がいこくじん)は命懸(いのちが)けでないと旅行(りよこう)の出來(でき)ない國(くに)である。國民(こくみん)はあゝ度々(たび/\)地震(ぢしん)火災(かさい)に惱(なや)まされても少(すこ)しも懲(こ)りないものゝようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
喜多村が旅行(たびゆ)きの役(やく)のことで、白糸の後の幕の扮装のままでくると、手軽に飲みこみよく話をはこんでいた。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「旅行(たびゆき)に行くと知らずて母父(あもしし)に言申(ことまを)さずて今ぞ悔(くや)しけ」(巻二十・四三七六)の結句が、「悔しき」の訛で、「かなしき」を「かなしけ」と云ったのと同じである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)