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惱
読み方 | 割合 |
なや | 76.5% |
なやみ | 11.8% |
なやま | 5.9% |
なゆ | 2.0% |
なやむ | 2.0% |
やま | 2.0% |
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御米はさも
心地好ささうに
眠つてゐた。つい
此間迄は、
自分の
方が
好く
寐られて、
御米は
幾晩も
睡眠の
不足に
惱まされたのであつた。
安田佐々木兩人の
惡巧みと知る者なく斯
惱しは是非もなし然るに安田佐々木の兩人は充分
事調のひしと大いに喜び三千三百兩の金を
惱せられし成るべし此は
容易ならざる事成と御
側御用
御取次より御老中
筆頭松平伊豆守殿へ此
由を
えこそ
及ばね、
足惱みぬ、ああ
息詰むと
注ぎ掛け忠兵衞なれば
恍惚もせず其儘
奧へ入たれば
能は見ねども
一寸見るさへ比ひ
稀なる美婦人と思へば
家の若旦那が
見染て思ひ
惱も
道理要こそあれと
主個に向ひチト
率爾なるお願ひにて申し出すも出しにくきが
吾儕は本町三丁目
小西屋長左衞門方の
管伴にて忠兵衞と申す者なるが今日出番かた/″\にて
御覽の通り
丁稚を