“惱亂”の読み方と例文
新字:悩乱
読み方割合
なうらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、いぢけたのでも縮(ちゞ)んだのでもない。吹込(ふきこ)む煙(けむり)に惱亂(なうらん)した風情(ふぜい)ながら、何處(どこ)か水々(みづ/\)として伸(の)びやかに見(み)える。襟許(えりもと)、肩附(かたつき)、褄(つま)はづれも尋常(じんじやう)で、見好(みよ)げに釣合(つりあ)ふ。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
成程外には俺を張出さうとする力もあるのよ。だが裡(うち)から押出さうとする力も強い、これじや耐らん、惱亂(なうらん)する。無理に耐へたら遂に悶死(もだえじに)だ!………でなけア發狂(はつきやう)だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
以て百許(ばか)り續(つゞ)け打に打せければ憐(あは)れむべし傳吉は身の皮(かは)破(やぶ)れ肉(にく)裂(さけ)て血は流れて身心(しんしん)惱亂(なうらん)し終に悶絶(もんぜつ)したるゆゑ今日の責(せめ)は是迄にて入牢(じゆらう)となり之より日々に責(せめ)られけるが數度の拷問(がうもん)に肉落て最早腰(こし)も立ず纔(わづ)かに息の通(かよ)ふのみにて今は命の終(をは)らんとなす有樣なり爰に於て傳吉思ふやう斯(かゝ)る無體(むたい)の拷問は偏(ひとへ)に上臺憑司が役人と腹(はら)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)