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『魔法罎』
ふりがな文庫
『
魔法罎
(
まほうびん
)
』
峰は木の葉の虹である、谷は錦の淵である。……信濃の秋の山深く、霜に冴えた夕月の色を、まあ、何と言はう。……流は銀鱗の龍である。 鮮紅と、朱鷺と、桃色と、薄紅梅と、丹と、朱と、くすんだ樺と、冴えた黄と、颯と點滴る濃い紅と、紫の霧を山氣に漉して …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
擬
(
こ
)
鎖
(
チエイン
)
加
(
た
)
際
(
しな
)
妾
(
おもひもの
)
被
(
はお
)
側
(
かは
)
微笑
(
びせう
)
莞爾
(
くわんじ
)
房
(
ふつさ
)
拵
(
しつら
)
摩
(
なび
)
熟
(
ぢつ
)
左右
(
ひだりみぎ
)
冷
(
ひやゝ
)
選
(
えり
)
温
(
あたゝか
)
大
(
おほき
)
此方
(
このはう
)
棲
(
つま
)
前途
(
むかう
)
可
(
え
)
搖
(
ゆすぶ
)
撓
(
たを
)
圍
(
い
)
大
(
おほい
)
輝
(
かゞやき
)
轉
(
うた
)
微行
(
びかう
)
出入
(
ではひ
)
凭掛
(
よりかゝり
)
恁
(
かゝ
)
巨
(
おほき
)
取着
(
とツつ
)
古
(
むかし
)
矢張
(
やつぱ
)
上
(
うへ
)
被
(
か
)
下
(
さが
)
面色
(
おもゝち
)
尚
(
ま
)
側
(
がは
)
斜
(
なゝ
)
斜違
(
はすつか
)
埋
(
うま
)
明
(
あかり
)
通
(
とほり
)
前
(
まへ
)
一寸
(
ちよいと
)
凭掛
(
もたれかゝ
)
怯
(
おびや
)
萎
(
しぼ
)
類
(
るゐ
)
粧
(
よそほひ
)
上
(
あ
)
眇
(
べう
)
裝
(
も
)
靜
(
ぢつ
)
呀
(
やあ
)
候
(
さふら
)
斑點
(
むら
)
狡
(
さか
)
交
(
かは
)
寂然
(
ひつそり
)
泊
(
ぱく
)
伴侶
(
みちづれ
)
如何
(
いかゞ
)
引立
(
ひつた
)
羽
(
ば
)
苦笑
(
くせう
)
納
(
をさ
)
紅
(
くれなゐ
)
冷
(
つめた
)
可
(
か
)
表
(
へう
)
光景
(
くわうけい
)
襲
(
かさ
)
僅
(
わづか
)
留
(
や
)
唯
(
と
)
猪
(
しゝ
)
訊
(
たづ
)
訪
(
たづ
)
温泉
(
をんせん
)
大
(
おほ
)
踊
(
をどり
)
何
(
な
)
女
(
をんな
)
奴
(
やつこ
)
手遊
(
てあそ
)
尋常
(
じんじやう
)
小
(
ちひ
)
方
(
はう
)
間
(
あひだ
)
少
(
すく
)
故
(
わざ
)
尺
(
じやく
)
下腹
(
したつぱら
)
響
(
ひゞき
)
御直
(
おんなほ
)