“擬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まが35.4%
24.8%
なぞら12.8%
なぞ4.4%
まがい3.1%
3.1%
まね2.7%
よそ1.3%
まぎ1.3%
まご1.3%
もど1.3%
0.9%
こら0.9%
じつ0.9%
0.9%
まがひ0.4%
もてな0.4%
0.4%
0.4%
こしら0.4%
0.4%
なら0.4%
0.4%
にせ0.4%
まぎら0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いの神尾主膳に附添いの者共はみな集まって来たし、この家の主人や婢僕までもみな廊下のところに、そっと様子を見に来ている。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
町幅一杯ともいうべき竜宮城したる大燈籠の中に十の火を点ぜるものなど、火光美しくきてに目ざましくやかなりし。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そのほか篳篥などは、いずれあとからえたものであろうが、築山、池をかけて皆揃っている。が、いまその景色を言う場合でない。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……一体が、天上界遊山船らへて、丹精めました細工にござるで、御斉眉から天人のやうな上﨟御一方、とんだげな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「鼈甲牡丹の絢爛さ! なるほど、うまい形容だな。だが、の鼈甲牡丹なら三四十銭で、其処らの小間物屋に売っていそうですね。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
左様でございますか。』とか、繰返し/\教へるのであつたが、二人は胸の中でそれをねて見るけれど、仲々お吉の様にはいかぬ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それと等しく蛮民は妙に動物の鳴音をる故、馬の嘶声を擬れば馬を名ざすに事足りたはずだが、それはほんの物真似で言語というに足らぬ。
刺あるをもて薔薇の花を、心に毒ありて貌美しき女にへんは余りに浅はかなるべし。刺も緑の茎に紅く見えたる、おもむき無きならず。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「ええ、あの方は、私にいい加減な嘘を並べ立てました。だって、あの亡霊は、れもない父だったのですから」
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
読者よ、何うであろう、其の美人はう方も無い松谷秀子であった、余も叔父も逢い度いと思って居た怪美人だ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
徳冨蘆花が『ほととぎす』に名を成した後の或る時「我は小説家たるを恥とせず」とポーロきに宣言したのはやはり文人としての国士的表現であった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
源太は腹に戸締の無きほど愚魯ならざれば、猪口をしつけ高笑ひし、何を云ひ出した清吉、寝惚るな我の前だは、三の切を出しても初まらぬぞ、其手で女でも口説きやれ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
不昧公が着いたのは、欠伸がと変つてゐた時なので、前々からした饗応の趣巧も、すつかり台なしになつてゐた。
それから二月ばかりして、新右衛門はまたへ来た。そして座敷に飾りつけてあつた先日の屏風を不思議さうにと見てゐた。
一刀をピタリと片身青眼にけたといふ工合に手丈夫な視線を投げかけた。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「鼈甲牡丹の絢爛さ! なるほど、うまい形容だな。だが、の鼈甲牡丹なら三四十銭で、其処らの小間物屋に売つてゐさうですね。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
何事とも覚えずされしを、色にも見せず、怪まるるをもさず、の心着さへあらぬやうにして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
紅蓮大紅蓮という雪の地獄に、に縛られて、胸に庖丁をてられながら、を求めてえるとも見える。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つてらう。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
綿かと思うな背を見物へ背後むきに、そのえし姿見に向って、筵に坐ると、しなった、細い線を、左の白脛に引いて片膝を立てた。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
羊歯類、蘭類、サボテン類などをはじめとして種々な草木をえ込んで、内部を熱帯地にぞらえ、中でバナナも稔ればパインアップルも稔り、マンゴー、パパ〔イ〕ヤ、茘枝、竜眼など無論の事
朕又別に金字もて金光明最勝王経をひ写して塔毎に各一部を置か令む。ふ所は聖法の盛なること天地と共に永くり、擁護の恩幽明りて恒に満ちむことなり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
アレキサンドルにせました人が相州東浦賀新井町の石井山三郎という廻船問屋で、名主役を勤めました人で、此の人は旗下落胤ということを浦賀で聞きましたが
侍女二 錦襴の服を着けて、青い頭巾りました、立派な玉商人の売りますものも、が多いそうにございます。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「大理石の様模をあたうるには、随意ところの一色を塗り、これに脈理を施して天然のものにし、後に落古せて出しするをとす——。」
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
予等ハ此地点ニ通リカカルヤ、一大驚異ヲ発見セリ。突然予等ノ行手ニ銃ヲシテ立チ防ガリタル一団アリ。彼等ハ異様風体ヲナシ身ノ程ノ雑草ミ居リシモノナリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)