“幽明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうめい70.0%
いうめい20.0%
ゆみやう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「引っ返す道はありません。ここの門が幽明ゆうめいさかいです。てまえが先に馳け抜けて通りますから、すぐ後からお続きなさい」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其癖そのくせ、ガラ/\とまた……今度こんど大戸おほどしまつたときは、これで、う、家内かないわたしは、幽明いうめいところへだてたとおもつて、おもはずらずなみだちた。…
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
朕又別に金字もて金光明最勝王経をならひ写して塔毎に各一部を置か令む。こひねがふ所は聖法しやうはふの盛なること天地と共に永くつたはり、擁護の恩幽明ゆみやうかがふりて恒に満ちむことなり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)