“ゆうめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有名43.8%
幽冥35.4%
幽明14.6%
勇名2.1%
有明2.1%
雄名2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陶器師とうきしは、おそって御殿ごてんがりました。それから、その有名ゆうめい陶器師とうきしは、厚手あつでちゃわんをつく普通ふつう職人しょくにんになったということです。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
近世となっては、幽冥ゆうめいに関しては青衣の者多く、死神なども青衣婦人のように書いてあるが、紅衣女子の幽霊、白衣婦人の幽霊なぞもある。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
此剣これのために、父鉄斎とは幽明ゆうめいさかいを異にし、恋人栄三郎を巷に失った不離剣ふりけん……去年こぞの秋以来眼を触れたこともなく
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
見ると、弁天堂のまえへ、大勢おおぜいの武士をつれて篝火かがりびかせている者は、かのしずたけ勇名ゆうめいをはせた、加藤虎之助かとうとらのすけしん、井上大九郎であることがわかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富貴ふっき楼お倉、有明ゆうめい楼おきく、金瓶きんぺい今紫いまむらさきは明治の初期の美女代表で、あわせて情史をつづっている。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
櫻木大佐さくらぎたいさ今年ことし三十三さい海軍大佐かいぐんたいさであるが、日本人につぽんじんにはめづらしいまでかゝる遊戯スポルト嗜好すきこのんで、また仲々なか/\達者たつしやである、むかし投手ピツチ大撰手チヤンピオンとして、雄名ゆうめいその仲間なかまにはかくれもなかつたさう