“富貴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうき81.8%
ふっき15.9%
かねもち2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は心から思うた、功名もいらない、富貴ふうきも用はない、けれどもただ一度この脂垢のしみた駅夫の服を脱いで学校へ通うてみたい……
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
反対に、一部の黄巾賊が、その血をすすり肉をくらって、不当な富貴ふっき悪辣あくらつ栄華えいがをほしいままにしているのだ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、もうあんな事は有りはしねえだ。あんな事が度々たび/\有つた日には、村は立つて行かねえだ。御方便な事には、あれからはいつも豊年で、今でア、村ア、あの時分より富貴かねもちに為つただ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)