“ふうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
富貴83.7%
風気11.6%
冨貴2.3%
風紀2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時としては目下の富貴ふうきに安んじて安楽あんらく豪奢ごうしゃ余念よねんなき折柄おりから、また時としては旧時の惨状さんじょうおもうて慙愧ざんきの念をもよおし、一喜一憂一哀一楽
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「いえあの、な、泣いたのではござりませぬ。不調法御免下さりませ。風気ふうきの気味が厶りますので、つい鼻が、鼻がつまったので厶ります……」
十万石の怪談 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
姦言かんげんかざり、近事きんじり、時勢を窺伺きしし、便べんはしげきに投じ、冨貴ふうきを以て、志とす。これ利禄りろくう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
風紀ふうきのと云う感じはことごとく、わが脳裏のうりを去って、ただひたすらに、うつくしい画題を見出し得たとのみ思った。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)