“蠹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
33.3%
きくいむし16.7%
しみ16.7%
のむし16.7%
むし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉤摭こうせきして説を成し、上古にがっするを務め、先儒を毀訾きしし、以謂おもえらく我に及ぶなりと、更に異議を為して、以て学者を惑わす。是を訓詁くんこという。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
紀州でモッコクの木を食うきくいむしに、ちょうど同様の尾を同様に使うのがあるが何というものか知らぬ。
しみの巣のようになっていて、古いかび臭い香もしながら字は明瞭めいりょうに残って、今書かれたとも思われる文章のこまごまと確かな筋の通っているのを読んで
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
無祥兒さがなごのむしを産みぬ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
種彦はわが秘蔵の宝をもよしむしが喰うならば喰うがままにと打捨てて置く事にした。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)