“かざけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風気33.3%
風邪気33.3%
感冒気16.7%
風氣16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或時風気かざけで医者の診察を受けましたところが、インフルエンザだと言われました。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
数日来風邪気かざけで悩んでゐた与里は、この朝も、春だといふのに重たい冬の外套をきて、嵐の繁吹しぶきを浴びながら出勤したのだが、無理が遂に祟つたらしい。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
青い枳殻からたちの小枝などまた折りくべて、長い感冒かぜであつたと私が云へば、私もどうやら感冒気かざけでと、妻もわびしい。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あたまのしんから眠氣がからだを投げ飛ばしさうに動くと同時に、そのからだ中に風氣かざけか何ぞの熱が籠つてるやうになつた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)