“ふっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
富貴58.3%
伏義8.3%
伏犠8.3%
伏羲8.3%
吹切8.3%
復帰8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富貴ふっき楼お倉、有明ゆうめい楼おきく、金瓶きんぺい今紫いまむらさきは明治の初期の美女代表で、あわせて情史をつづっている。
明治大正美人追憶 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
昼間、自分が見てきた相良金吾の居所、おくめへの仕返しにそれを万太郎へ教えてやったのですから、これは伏義ふっき文王の呪文に及ぶまでもなく、あたるにきまッた易断です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
売卜ばいぼく先生は型の如く、早速、筮竹ぜいちくをとりあげて一本を端へのぞき、四十九本をザラリと押しもんで扇形にひらくと、思念の眼を伏せてひたいにあて、伏義ふっき文王周公の呪文じゅもんをぶつぶつ念じ出しましたが
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず九星は、当時大いに民間に流行せる趣なれば、ここにそのことにつき一言せざるを得ず。そもそも、陰陽五行の占法はシナ起源のものにして、八卦は伏犠ふっき氏のとき、『河図かと』の象によりて起こる。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
盧俊儀ろしゅんぎも、はっとその真剣さに打たれてか、共に息をこらして、伏羲ふっき神農のじゅを念じずにはいられなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
斑猫のような毒が入りませんければ、早く吹切ふっきりません、それゆえほしいと申されました事でございまして
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かがやかしい福士大尉の復帰ふっき
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)