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『十万石の怪談』
ふりがな文庫
『
十万石の怪談
(
じゅうまんごくのかいだん
)
』
燐の火だ! さながらに青白く燃えている燐の火を思わすような月光である。——書院の障子いちめんにその月光が青白くさんさんとふりそそいで、ぞおっと襟首が寒む気立つような夜だった。 そよとの風もない……。 ことりとの音もない。 二本松城十万石が、 …
著者
佐々木味津三
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論 二月号」1931(昭和6)年
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
了
(
しも
)
伴
(
ばん
)
詰
(
な
)
傍
(
かたわ
)
寒
(
さ
)
灯
(
あか
)
窺
(
うかご
)
近
(
ちこ
)
主
(
しゅ
)
如何
(
どう
)
水面
(
みずも
)
空
(
くう
)
仰
(
おお
)
態
(
ざま
)
死骸
(
むくろ
)
焦
(
こが
)
異
(
い
)
解
(
げ
)
陰
(
いん
)
颯
(
さ
)
鯉口
(
こいくち
)
俄
(
にわ
)
凝視
(
ぎょうし
)
半
(
なか
)
天晴
(
あっぱ
)
平
(
たいら
)
怖
(
こわ
)
武士
(
もののふ
)
気
(
け
)
禍
(
わざわ
)
私
(
わたくし
)
脛
(
はぎ
)
逢
(
お
)
長
(
た
)
陸奥
(
むつ
)
餞別
(
はなむけ
)
一足
(
ひとあし
)
丁度
(
ちょうど
)
世外
(
せがい
)
両肱
(
りょうひじ
)
丹羽
(
にわ
)
主候
(
との
)
乍
(
なが
)
了
(
しま
)
仇討
(
あだうち
)
仰有
(
おっしゃ
)
佇
(
たたず
)
何気
(
なにげ
)
先達
(
せんだつ
)
公達
(
きんだち
)
冴
(
さ
)
凄艶
(
せいえん
)
凛
(
りん
)
刃
(
やいば
)
刹那
(
せつな
)
剥
(
は
)
勿体
(
もったい
)
勿論
(
もちろん
)
半刻
(
はんとき
)
厶
(
ござ
)
右手
(
めて
)
吃驚
(
びっくり
)
合点
(
がてん
)
吐
(
つ
)
君前
(
くんぜん
)
呟
(
つぶや
)
咄嗟
(
とっさ
)
唸
(
うな
)
喃
(
のう
)
喋舌
(
しゃべ
)
嗜
(
たしな
)
嗤
(
わら
)
嘲
(
あざけ
)
噤
(
つぐ
)
囁
(
ささや
)
因縁
(
いんねん
)
固唾
(
かたず
)
埒
(
らち
)
執
(
と
)
執拗
(
しつよう
)
大三
(
だいざ
)
大凡
(
おおよそ
)
女々
(
めめ
)
容子
(
ようす
)
宿居
(
とのい
)
尋
(
たず
)
履物
(
はきもの
)
屹度
(
きっと
)
岐
(
わか
)
崖際
(
がけぎわ
)
幽
(
かす
)
庇
(
かば
)
弔
(
とむら
)
御意
(
ぎょい
)
御諚
(
ごじょう
)
怕々
(
こわごわ
)
怖
(
おそ
)
怪
(
け
)
悦
(
よろこ
)
慌
(
あわ
)