十万石の怪談じゅうまんごくのかいだん
燐の火だ! さながらに青白く燃えている燐の火を思わすような月光である。——書院の障子いちめんにその月光が青白くさんさんとふりそそいで、ぞおっと襟首が寒む気立つような夜だった。 そよとの風もない……。 ことりとの音もない。 二本松城十万石が、 …
作品に特徴的な語句
しも ばん かたわ あか うかご ちこ しゅ 如何どう 水面みずも おお ざま 死骸むくろ こが くう いん 鯉口こいくち にわ 凝視ぎょうし なか 天晴あっぱ たいら こわ 武士もののふ わざわ わたくし はぎ 陸奥むつ 餞別はなむけ 一足ひとあし 丁度ちょうど 世外せがい 両肱りょうひじ 丹羽にわ 主候との なが しま 仇討あだうち 仰有おっしゃ たたず 何気なにげ 先達せんだつ 公達きんだち 凄艶せいえん りん やいば 刹那せつな 勿体もったい 勿論もちろん 半刻はんとき ござ 右手めて 吃驚びっくり 合点がてん 君前くんぜん つぶや 咄嗟とっさ うな のう 喋舌しゃべ たしな わら あざけ つぐ ささや 因縁いんねん 固唾かたず らち 執拗しつよう 大三だいざ 大凡おおよそ 女々めめ 容子ようす 宿居とのい たず 履物はきもの 屹度きっと わか 崖際がけぎわ かす かば とむら 御意ぎょい 御諚ごじょう 怕々こわごわ おそ よろこ あわ