“合点”のいろいろな読み方と例文
旧字:合點
読み方(ふりがな)割合
がてん70.8%
がってん21.0%
うなず2.4%
のみこ2.4%
がつてん1.7%
のみこめ0.7%
こっくり0.3%
ごうてん0.3%
スカーシェ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“合点”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「討入はすんだ! それに今ごろここへお出でになったのは?」と、おしおはいよいよ合点がてんが行かなそうに、男を見返した。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
ったったの境に甲野さんを置いて、ははあ、こんな人かと合点がてんするようでは親子といえどもいまだしである。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何が大丈夫だか、主税には唐突だしぬけで、即座には合点がってんしかねるばかり、お蔦の方の意気込がすさまじい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
合点がってんだ、どのみち危ねえ橋は渡りつけてるんだから、地道じみちを歩くのがばかばかしいくらいなもんだ」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なかには、早晩こういうことになるだろうと見通していたようなことを言って、先見の明を誇り顔にしきりに合点うなずくものもある。
生きている戦死者 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
侍女たちは心を残しつつ、合点うなずき合って兵士らの後を追い、露台上手へ馳せ入る。
と冷かに笑うと、河野は人物にず、これには傲然ごうぜんとして、信ずる処あるごとく、合点のみこんだ笑い方をして、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何のかのと、故障を云って、(御門生は、令嬢に思召しがあるのでごわりましょう。)と坂田が歯を吸って、合点のみこんでいたが、どうだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ほり真中まんなかすを合点がつてんむきには、幾度いくどこさへてせてしんぜる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
青邨はいつだつたかの淡窓の答へを思ひ出して、うにも合点がつてんの往かないらしかつた。で、立続たてつゞけに今一つの質問とひを投げ出した。
親方様の御料簡につけば第一御恩ある親方のお心持もよいわけ、またお前の名も上り苦労骨折りの甲斐も立つわけ、三方四方みな好いになぜその気にはなられぬか、少しもお前の料簡がわたしの腹には合点のみこめぬ、よくまあ思案し直して親方様の御異見につい従うては下されぬか
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それを誰が感心なと褒ませう、親方様の御料簡につけば第一御恩ある親方の御心持もよい訳、またお前の名も上り苦労骨折の甲斐も立つ訳、三方四方みな好いに何故其気にはなられぬか、少しもお前の料簡が妾の腹には合点のみこめぬ、能くまあ思案仕直して親方様の御異見につい従ふては下されぬか
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
お美夜ちゃんは、縁に足をブラブラさせながら、かわいい合点こっくりをする。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
薩摩からは、前にもちょっと述べた僧珠全が、一度は宗祇により、一度は宗碩と同道して、実隆に面謁したのみでなく、同国人吉田若狭守位清という者からは、和歌の合点ごうてんを依頼してきた。
合点スカーシェだ! だが姐御あねご、声が可笑おかしいやね、心浮き浮きてえところじゃねえのかね?」
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)