“うなず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
57.7%
首肯14.8%
14.1%
点頭7.1%
頷首2.3%
合点0.8%
0.7%
頷付0.5%
0.5%
点首0.4%
黙頭0.4%
0.1%
0.1%
0.1%
首頷0.1%
黙首0.1%
點頭0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分女学生時代の彼女のロオマンスがりを成していたものであろうことは、ずっと後になってから、迂闊の庸三にもやっとけた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「どうも文字のようですな。」と、巡査がると、忠一は黙って首肯いたが、衣兜から手帳を把出して、一々これを写し始めた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と、私は、その三野村が女をる眼にかけては自分としく一致していたことを思うにつけても、なるほどとけるのであった。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
そしてを挙げた時には、蔵海はりに手を動かしての方の闇を指したり何かしていた。老僧は点頭いていたが、一語をも発しない。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
坊主頭は大きく頷首いた。湯水の音がとしきり話しを消す。助五郎は軽石を探すような様子をしてふいと立ち上った。二人の遣り取りが続く。
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
啓吉は只目で合点いた。合点きながら、返事をしいられる事が何となく厭だった。だが飯も味噌汁も啓吉には美味い。
泣虫小僧 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
彼が甚だ良識ある人物であることはけるのだが、世上の他の良識ある人間は、このような時、新聞にスキャンダルを公表し一門の名誉を損じても
中島はお千代の事についてはあまり深く問われたくないので、頷付きながら四、五枚の封筒に同じ名宛を書きつづけている。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
筒井はだまっていて見せた。この四年のあいだに女としてまもるものを守った彼女は、なにか苦行を終えた後のような身の軽さが感じられた。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
八五郎のガラッ八は、黙って点首きました。そこからお妾のお糸の家まではほんの五六間。
林と呼れた生徒は黙って下を向いたままで黙頭く。
蝋人形 (新字新仮名) / 小川未明(著)
弦三は、黙っていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
申分の無いで、話して歩いている間中、私に腕をい込んだり、私の肩へ手を置いたり、私の胸へかかったり、絶えずコクコクいて、私の話へ合槌を打ったり、同情して眉をひそめたり
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
清川が言うと、師匠も軽くいた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
箭作彦十郎松原源兵衛——居ならぶ御書院番衆の頭が、野分のすすきのように首頷き合い、ささやきして、眼まぜとともに裃の肩がざわざわと揺れ動く。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
男は哀れっぽく黙首いた。半信半疑だがとにかく、主人と二人で始末をつけようと帳場へ引立てた。
鳩つかひ (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
彼女は點頭いて、黒いガラス壜を差し出して見せた。小いさな髑髏の印のついたレッテルに、赤いインキで(空虚の充実。お役に立てば幸甚!)と書かれてあった。