“頷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなず81.1%
うなづ12.0%
うな3.7%
あご1.1%
うなずか0.4%
おとがい0.4%
うなずき0.2%
うなぢ0.2%
うなづき0.2%
えり0.2%
おとが0.2%
がん0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分女学生時代の彼女のロオマンスがりを成していたものであろうことは、ずっと後になってから、迂闊の庸三にもやっとけた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
二人は稍得意な笑顔をしてき合つた。何故なれば、二人共尋常科だけはへたのだから、山の字も田の字も知つてゐたからなので。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
小女ずくようにしながら歩いた。山西もいて歩いた。歩きながら、彼は……今晩こそ逃さないぞ、と、女に眼をはなさなかった。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
柿色の篠掛を着けた、面長な眼の鋭い中年の修験者は、黒い長い頭髪を切ってのあたりで揃えておりました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
紋の着いた薄羽織をかけていたが、さて、「改めて御祝儀を申述べます。目の下二尺三貫目はりましょう。」とて、……及び腰にいて魂消ている若衆に目配せでせて
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すぐ傍に坐っている顔の蒼いほど色の白い、華奢円味を持った、のあたりがおとなしくて、可愛らしい。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
由紀を抱きかくしながらって見た時、銀杏返の方が莞爾すると、円髷のが、を含んで眉を伏せた、ト顔も消えて、ばかり、昼間見た風のになって、スーッと、肩をかさねて、階子段へ沈み
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
といひかけてち、つか/\と足早土間りた、のこなしが活溌であつたので、拍手黒髪いたまゝれた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
栗山問ふて曰く、綱目を読みしや否や、答へて曰く未だく読む能はずと雖も只其大意を領せりと。嗚呼唯大意を領せりの一句即ち襄が終身の読書法也。栗山て曰く可也。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
最早のあたりがむづ/\してた、平手ると横撫をぬる/\とすべるといふ、やあ、んでにも一くなつてそツとるとにも一
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
念仏まぜまはししがをぬきて居たり。
余らもまた古池を以て芭蕉の佳句と思はず、否、古池以外に多くの佳句あるを信ずるなり。客、して去る。
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その日は、病棟の人々へも少しずつけるため、婦人部隊がまた萩の餅をこしらえたが、玖満子夫人は、その幾つかの残りを持って、ただひとり何処へやら出て行った。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)