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おとがい
ふりがな文庫
“おとがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
頤
87.2%
顎
5.5%
顋
2.8%
頷
1.8%
下顎
0.9%
頣
0.9%
頥
0.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頤
(逆引き)
神像のような口と
頤
(
おとがい
)
、——その色合が純然たる暗褐色から濃いきらきらした黒玉色へ変る、異様な、烈しい、
円
(
つぶら
)
な、
潤
(
うるお
)
いのある
眼
(
まなこ
)
しめしあわせ
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
おとがい(頤)の例文をもっと
(50作品+)
見る
顎
(逆引き)
それが亭主の
厨子野耕介
(
ずしのこうすけ
)
という男らしいのである。肉の薄い、そして
粘土
(
ねんど
)
のような青い顔には研師のようなするどさも見えない。
月代
(
さかやき
)
から
顎
(
おとがい
)
までは、怖ろしく長い顔に見えた。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おとがい(顎)の例文をもっと
(6作品)
見る
顋
(逆引き)
千早振
(
ちはやふ
)
る
神無月
(
かみなづき
)
ももはや跡
二日
(
ふつか
)
の
余波
(
なごり
)
となッた二十八日の午後三時頃に、
神田見附
(
かんだみつけ
)
の内より、
塗渡
(
とわた
)
る
蟻
(
あり
)
、散る
蜘蛛
(
くも
)
の子とうようよぞよぞよ
沸出
(
わきい
)
でて来るのは、
孰
(
いず
)
れも
顋
(
おとがい
)
を気にし
給
(
たま
)
う方々。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
おとがい(顋)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
頷
(逆引き)
小供の一人、「
紀州
(
きしゅう
)
紀州」と呼びしが振向きもせで行過ぎんとす。うち見には十五六と思わる、
蓬
(
よもぎ
)
なす頭髪は
頸
(
くび
)
を
被
(
おお
)
い、顔の長きが上に頬肉こけたれば
頷
(
おとがい
)
の骨
尖
(
とが
)
れり。
源おじ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
おとがい(頷)の例文をもっと
(2作品)
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下顎
(逆引き)
顔をあげて拝むような目付をしたその男の有様は、と見ると、
体躯
(
からだ
)
の割に頭の大きな、
下顎
(
おとがい
)
の円く長い、何となく人の好さそうな人物。
朝飯
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おとがい(下顎)の例文をもっと
(1作品)
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頣
(逆引き)
彼は彼女のふっくらとした
頣
(
おとがい
)
と房々とした髪とを見た。
囚われ
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
おとがい(頣)の例文をもっと
(1作品)
見る
頥
(逆引き)
それからヒョイと
頥
(
おとがい
)
をしゃくった。「よし来た、それじゃァ解いてみせよう!」
染吉の朱盆
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
おとがい(頥)の例文をもっと
(1作品)
見る
“おとがい”の意味
《名詞》
おとがい【頤、頉】
〔文語〕 あご。したあご。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
あご
おとがひ
あぎと
をとがひ
したあご
おとがへ
くび
これ
うな
うなず