“蜘蛛”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くも93.9%
ぐも4.1%
クモ0.9%
ささがに0.6%
さゝがに0.3%
コブ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蜘蛛”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語47.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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女の手がこの蓋にかかったとき「あら蜘蛛くもが」と云うて長いそでが横になびく、二人の男は共にとこの方を見る。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかしもっと特殊な例としては、芋虫を見るとからだがすくんでしまう人や、蜘蛛くもがはい出すと顔色を変えるようなのもある。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
燭台の灯火が大きく揺れ、壁上の陰影かげがその瞬間大蜘蛛ぐもの形を描き出したのは、月子の貪慾どんよくな心願を映し出したとも云われるのである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
おや、おや! こいつ気が狂ったみたいに踊っている。タラント蜘蛛ぐもまれたんだな。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
〓〓コクソクトシテ脚ヲ長ウシ、糸ヲ吐イテ網ヲナス。アミヲ求メテ食ヲ尋ネ、利ハ昏夜コンヤニアリ。コレ、蜘蛛クモナリ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乳母オモよ。この糸は、蝶鳥の翼よりも美しいが、蜘蛛クモより弱く見えるがよ――。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
こなたも思わず彼処かしこを見た、柱なる蜘蛛ささがにの糸、あざやかなりけり水茎みずぐきの跡。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蜘蛛ささがにの糸にかかりて黄ばみけり秋の形見のならの一つ葉
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
蜘蛛さゝがにの糸につらぬく露の珠を懸けて飾れる人の世と悟りて、ます/\勤行怠らず、三懺の涙に六度の船を浮めて、五力の帆を揚げ二障の波を凌がむとし、山林に身を苦しめ雲水に魂をあくがれさせては、墨染の麻の袂に春霞よし野の山の花の香を留め
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
蜘蛛コブつかれて身をかくす、
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)