“蜘蛛六”の読み方と例文
読み方割合
くもろく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やい、どいつか、おれの肩をすこしんでくれ。蜘蛛六くもろくわれでもいい。うんと力を入れて……そうだその辺を」
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二十余年前の——稲葉山の牢内にうごめいていた自分の姿だった。蜘蛛六くもろくだの何だのの影だった。またその中に交じっていた猿めいた顔をした針売りの小男だった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いつか先に蜘蛛六くもろくが放免になった時
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)