“大蜘蛛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぐも83.3%
おおくも16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度ちょうどそのときであった。金博士の頭を目がけて、一匹の近海蟹がざみのようによくえた大蜘蛛おおぐもが、長い糸をひいてするすると下りてきた。
見れば、それは廣介の云う通り、丁度雲に映った幻燈の感じで、一匹の金色こんじきに光った大蜘蛛おおぐもが、空一杯に拡っているのです。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)