“金亀子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こがねむし75.0%
たまむし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫色の紋のある美しいちょうが五、六羽、蜂が二種類、金亀子こがねむしのような甲虫こうちゅうが一種、そのほかに、大きな山蟻やまあり羽蟻はありもいる。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この途上で、私達は初めて蜣螂と云ふ虫(金亀子こがねむしの一種)が牛馬のふんを丸めて巣に運ぶのを目にした。「淮南子ゑなんじ」にある「蜣螂、ぐわんを弄する」と云ふのは、是れであつた。
瓜蠅、つゆ虫、ばった、足長蜘蛛、蚋、蚊とんぼ、尺蠖しゃくとりむし金亀子たまむし、羽蟻、蟷螂かままり、それ等の虫がそれぞれ枝と葉の宮殿のなかに休んでいる。
螽蟖の記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)