“蝶”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
ちょう75.6%
てふ19.7%
ちよう1.6%
かれい0.8%
てう0.8%
(その他)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蝶”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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「これは奇妙不思議だ、中西へ手紙をやろうとすると、おちょうさんがやって来る、争えんものだ、」と大森が十七八の小娘に手紙を渡す
〔出典〕疲労(新字新仮名)/国木田独歩(著)
……今頃白いちょうが居るか知らんと不思議に思いながら……けれどもそこいらには蝶々らしいものは愚か、白いものすら見えなかった。
〔出典〕木魂(新字新仮名)/夢野久作(著)
にごれるみづいろへて極彩色ごくさいしき金屏風きんびやうぶわたるがごとく、秋草模樣あきくさもやうつゆそでは、たか紫苑しをんこずゑりて、おどろてふとともにたゞよへり。
〔出典〕婦人十一題(旧字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
「親分も知つて居なさるでせう、近頃兩國の廣小路に小屋を掛けて、江戸中の人氣を集めて居る、娘手踊の半九郎一座の花形、おてふとおてる
〔出典〕銭形平次捕物控:263 死の踊り子(旧字旧仮名)/野村胡堂(著)
この光、ただに身に添うばかりでなく、土に砕け、宙に飛んで、みどりちようの舞うばかり、目に遮るものは、うすも、おけも、皆これ青貝摺あおがいずりうつわひとしい。
〔出典〕伊勢之巻(新字新仮名)/泉鏡花(著)
かかれば良縁のむなしからざること、ちようとらへんとする蜘蛛くもの糸よりしげしといへども、反顧かへりみだにずして、例の飄然忍びてはゑひの紛れの逸早いつはや風流みやびに慰み、内には無妻主義を主張して、人のいさめなどふつに用ゐざるなりけり。
〔出典〕金色夜叉(新字旧仮名)/尾崎紅葉(著)
魚市の鯛、かれい烏賊いかたこを眼下に見て、薄暗いしずくに――人の影を泳がせた処は、喜見城きけんじょう出現と云ったおもむきもありますが。
〔出典〕菊あわせ(新字新仮名)/泉鏡花(著)
路は次第に険しくなつた。が、馬が通ると見えて、馬糞が所々に落ちてゐた。さうしてその上には、ぢやてうが、渋色の翅を合せた儘、何羽もぎつしり止まつてゐた。
〔出典〕槍ヶ岳紀行(新字旧仮名)/芥川竜之介(著)
陽炎かげらふは、しかく、村里むらざと町家まちやる、あやしき蜘蛛くもみだれた、幻影まぼろしのやうなものではく、あだか練絹ねりぎぬいたやうで、てふ/\のふわ/\と呼吸いきが、そのはねなりに飜々ひら/\ひろがる風情ふぜいで、しかみなうつくしいをんな姿すがたかたどる。
〔出典〕神鑿(新字旧仮名)/泉鏡花泉鏡太郎(著)
やはらかきチユウツケを、
〔出典〕思ひ出:抒情小曲集(旧字旧仮名)/北原白秋(著)