“蝶交”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうつが50.0%
ちょうつがい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐ろしい音を立てて、二三度部屋がゆれたかと思うと、ドアは蝶交ちょうつがいから離れて、外の廊下へ倒れてしまった。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
巨人の指の関節は、一種の蝶交ちょうつがいになっていて、機械仕掛けによって屈伸自在なのだ。何しろ電柱ほどもある指、それが機械で動いているのだから、小さな人間の力ではどうすることもできない。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
長持の蓋には穴の開いた蝶交ちょうつがいの金具がついていて、それが下の突出した金具にはまる仕掛けなのだが、さっき蓋をしめた時、上に上げてあったその金具が、偶然おちて
お勢登場 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
心利いた一人が蝶交ちょうつがいをはずすと、ドアは何なく開いた。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)