“蝶鮫”の読み方と例文
読み方割合
ちょうざめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうしてあなたは、そんなに急に学問の話がしたくなったのです? ひとつ憲法の方は如何です? それとも蝶鮫ちょうざめ山葵わさび漬けなどは?」
三番目の宿場でも蝶鮫ちょうざめの大切れか、それとも、葱を添えた焼腸詰ぐらいは平らげ、まだ、それでもいっこう平気なもので、時分もかまわず食卓について
蝶鮫ちょうざめがある。リンゴ、みかんもある。卵をかごに入れて、群集の間を歩きながら売っているのは、大抵年をとった女だった。つぶした鶏を売っている爺がある。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)