“鱸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すずき88.2%
すゞき10.3%
すゝき1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すずきの背ごしでもこしらえて、酒の支度でもしといておくれ、久しぶりでいい気持になった、今日はゆっくりして行こう、と云った。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
頃は八月某日に原田甲斐の世話で小姓こしやうになつてゐた塩沢丹三郎と云ふものが、すゞきに毒を入れて置いて、それを自ら食つて死んだ。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ほかにも、とほつてゐるふねがある。自分じぶんふねつて、たびをしてゐる。あゝして、むかうとほつてゐるふねかられば、われ/\をばこの藤江ふぢえうらで、すゝきりをしてゐる海人あま村人むらびとてゐるだらうよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)