“藤江”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふぢえ50.0%
ふじえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうした着物きものは、やまふぢ纎維せんいつたものがおほかつたので、藤江ふぢえのふぢをおこすために、あらたへのといふ言葉ことばを、ゑたのであります。ぎのうた
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほかにも、とほつてゐるふねがある。自分じぶんふねつて、たびをしてゐる。あゝして、むかうとほつてゐるふねかられば、われ/\をばこの藤江ふぢえうらで、すゝきりをしてゐる海人あま村人むらびとてゐるだらうよ。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
名は藤江ふじえという。年は十八で、器量もよい、行儀も好い。さすがは大久保殿のしつけだけあって、気性も雄々しく見ゆる。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)