“着物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きもの87.0%
べべ2.7%
おべべ1.6%
きもん1.1%
ぎもの1.1%
べゝ1.1%
きりもん0.5%
おめし0.5%
きるゐ0.5%
けもの0.5%
なり0.5%
めしもの0.5%
もの0.5%
よろい0.5%
トビ0.5%
フロック0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十七十四幻翁望生二人馬籠き、茶店荷物着物けてき、息子人夫んで、遺跡つた。
子供のころ金魚が好きでよく金魚鉢から金魚をすくい出してそれに赤い着物をきせたりし、母に見つかって大目玉を頂戴したものである。
棲霞軒雑記 (新字新仮名) / 上村松園(著)
「菊ちゃん、お出し」と言って、お種は妹娘の分だけ湯に溶かして、「どれ、着物がババく成ると不可いから、伯母さんが養ってげる」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「おマンさん、人間には、いろいろな階級があるなあ。わたしたちのように、石炭の中で、まっ黒になっとるゴンゾもあるかと思や、あんな、ピカピカ光る西洋の着物着た、まっ白な女もあるよ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
が隣家の女房を頼み賣物には花をれとやら何分宜敷御頼み申すと髮形から化粧迄其頃の風俗にり立損料着物を借請衣裳附まで長庵が拔目なく差※をなしお文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「えらいでな。風呂へ入れるいうて着物脱がさはつたら、大変や。身体中一面真赤に腫れ上つててな、見られしまへんどしたんえ。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
「あの着物このまゝにしといたら、着られしまへんで。仰山御酒が浸みたるさかい、洗張にやつて、縫直して貰ふたらどうでつしやろ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
馬「着物をお着替なさい、だが箪笥は錠が下りて居ます、鍵はおさんの巾着の中へ入れてありましたがの儘帯へんで一緒にずうとお出かけで」
年明後となし越後に實親ありとね行しに同國猿島河原にて人手り其をば川下にて見附たりと申す然すれば其方どもか奸計にて右の死骸着物を着せ傳吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
林「エヽイ、くもかねえもらねえ、放さねえかよ、これ放さねえかてえにあれ着物が裂けてしまうじゃアねえか、裂けるよ、放さねえか、放しやがれ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
キリストは見窄らしい着物で説教を始めた。
二人‥‥1‥‥ (新字旧仮名) / 李箱(著)
……さあ着物を取り換えましょう。があなたの着物を着、父の面前へ出て行きます。そうして父を叱ってやります。びっくりすることでしょう。ほんとにいい気味でございますわ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「おう、これじゃアあんまりだから、小ざっぱりした着物とあっちの帯を出してくんねえ。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
永年のひいき先——着物があるもないもなかった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「その着物はね、枝川町の溜堀を浚うとあがってくるんです」
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それから直ぐに着物をぬいだ。ぱちんぱちんとホックのれる音がすると、着物はだらりと椅子の背にかかっていた。下着とブルマスとコルセットと靴下だけのマアセルだった。