“人手”の読み方と例文
読み方割合
ひとで100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、わたしは、これから西にしにゆきますと、ひろいりんごばたけがあって、そこでは人手ひとでのいることをっています。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この家にて或る年田植たうえ人手ひとでらず、明日あすそらあやしきに、わずかばかりの田を植え残すことかなどつぶやきてありしに
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
三月みつきにあまる看病を人手ひとでにかけじとおぼめしうれしさ、それのみにても我れは生涯せうがい大事だいじにかけねばなるまじき人に
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
加代 人手ひとでが足りなけれや、予備班つていふのがあるんだから、お父つあんなんか行つたつて、追ひ返されるだけよ。
半江のそのは、重太郎氏が数ある蔵幅のなかでも一番好いてゐただけに、松蔵氏は何とかして買戻さねば承知出来なくなつた。で、最近人手ひとでで星島氏に談判を持込んだ。
当時の記念かたみとしては鹿鳴館が華族会館となって幸い地震の火事にも無事に免かれて残ってるだけだが、これも今は人手ひとでに渡ってやがて取毀とりこぼたれようとしている。
放蕩はうたう放蕩はうたうかさねて親讓おやゆづり田地でんちほとんえてくなり、いへ屋敷やしきまで人手ひとでわたりかけたので
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
宿借やどかり、蛤、浅利あさり、蟹、牡蠣かき、ウニ、ユウ、磯巾着、海藻、人手ひとでなど、そのほか
鯛釣り素人咄 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
宗助そうすけ一人ひとり着物きもの着換きかえたが、てた洋服やうふくも、人手ひとでりずに自分じぶんたゝんで、押入おしいれ仕舞しまつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それは現世げんせですることで、こちらの世界せかいでは、そなたもとおり、衣服きものがえにも、頭髪おぐし手入ていれにも、すこしも人手ひとでらぬではないか。