“足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あし49.9%
34.5%
そく4.9%
たし3.1%
たら1.8%
1.2%
たり0.8%
あんよ0.6%
たる0.5%
たれ0.5%
ぞく0.3%
みあし0.3%
タラ0.3%
だら0.2%
あち0.2%
あと0.2%
あな0.2%
0.2%
みた0.2%
0.2%
タシ0.2%
テンポ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いながら、まさかりをほうりして、いきなりくまみつきました。そしてあしがらをかけて、どしんとびたにげつけました。
金太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
子供こどもたちは、かってな理屈りくつをつけて、さおにさおをして、どうかしてたかえだまでとどくようにしたいと苦心くしんしていました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
何も下品に育つたからとて良人の持てぬ事はあるまい、ことにお前のやうな別品べつぴんさむではあり、一そくとびにたま輿こしにも乗れさうなもの
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私なぞの理想はいつも人に迷惑を懸ける許りで、一向自分のたしになった事がないが、はたから見たらさぞ苦々しい事であったろう。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
われ手をもてわが身を飾るをねがふごとくに彼その美しき目を見るをねがふ、見ること彼の、行ふこと我の心をたらはす。 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「神妙にいたさば、御慈悲を願ってやる。悪るがきをしねえで、お繩をうけろ」
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
たりて徳足るとは真理にはあらざるべけれども確実なる経験なり、奢侈しゃしはもちろん不徳なり、我とみたればとておごらざるべし、しかれども滋養ある食物
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
だれでも小さなときは、めんめがあつても見えないし、おててがあつても、かたくちゞめて、ひつこめてゐるだけです。ちようど、あんよがあつても、大きくなるまではあるけないのとおんなじです。
ぽつぽのお手帳 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
じんは以て下にあつけんは以てもちゐるにたるくわしてゆるめずくわんしてよくだんずとされば徳川八代將軍吉宗公の御治世ぢせい享保年中大岡越前守忠相殿たゞすけどの勤役きんやく數多あまた裁許さいきよ之ありしうち畔倉あぜくら重四郎ぢうしらう事蹟じせき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
げいも又みるたれり。寺岡平右ヱ門になりしは客舎かくしやにきたる篦頭かみゆひなり、これも常にかはりて関三十郎に似て音声おんせいもまた天然てんねんと関三の如し。
一歩一歩に地面を探るようにして、まるで四足獣が三ぞくで歩くようなていになって歩いた。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
(モ死にたいねえ、)ッて、思わずを出したよ、とおっしゃるんですがね、そのままおみあしを投出して、長くなって、土手に肱枕ひじまくらをなすったんだとさ。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
百取モヽトりの机代物ツクヱシロモノを置きタラはす様になつたのは、遥かに国家組織の進んだ後の話で、元は移動神座なる髯籠が、一番古いものであつたと思はれる。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
実に甲斐のない、まことにつまらないという程の語である。「わらは」は童男童女いずれにもいい、「老人おいびと女童児をみなわらはも、が願ふ心だらひに」(巻十八・四〇九四)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山田やーまだのなーかの、一本あち案山子かがち
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
妻子どもは あとのかたに
日本の美 (新字新仮名) / 中井正一(著)
あたまがち、ぬるあなうら。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
一〇 つき
君も就いて出家すべしと勧めたのでしからば還ろうと言うと、竜女彼に八餅金へいきんを与え、これは竜金なり、君の父母眷属けんぞくみたす、終身用いて尽きじと言い眼を閉じしめて神変もて本国に送り届けた
ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
町へでかけた用タシたちも
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
三回ばかりテンポを早めて書こう。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)