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足
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たら
ふりがな文庫
“
足
(
たら
)” の例文
われ手をもてわが身を飾るをねがふごとくに彼その美しき目を見るをねがふ、見ること彼の、行ふこと我の心を
足
(
たら
)
はす。 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
古人
(
こじん
)
曰
(
いは
)
く近きを
計
(
はか
)
れば
足
(
たら
)
ざるが如く遠きに渡れば乃ち餘り有りと爲す
我國
(
わがくに
)
聽訟
(
ちやうしよう
)
を云ふ者
大概
(
おほむね
)
青砥藤綱
(
あをとふぢつな
)
大岡忠相
(
おほをかたゞすけ
)
の兩氏が明斷を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いやしくもこの光陰をもって、これを勉強に施さば、
中人
(
ちゅうじん
)
といえどもまた必ず一事業を成すに
足
(
たら
)
んか。余ここに感ずることありて、日曜日の説を作る。
日曜日之説
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
そも/\越後国は北方の
陰地
(
いんち
)
なれども
一国
(
いつこく
)
の内
陰陽
(
いんやう
)
を
前後
(
ぜんご
)
す。いかんとなれば天は西北にたらず、ゆゑに西北を
陰
(
いん
)
とし、地は東南に
足
(
たら
)
ず、ゆゑに東南を
陽
(
やう
)
とす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
拾ったとか、
失
(
なくな
)
ったとか、落したとかいう事は多数の
児童
(
こども
)
を集めていることゆえ常に有り勝で怪むに
足
(
たら
)
ないのが、今突然この訴えに接して、自分はドキリ胸にこたえた。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
大伴家持が長歌の一節に、「
老人
(
おいびと
)
も
女童児
(
をみなわらは
)
も、
其
(
し
)
が願ふ、心
足
(
たら
)
ひに、撫で給ひ、治め給へば」
君臣相念
(新字旧仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
豊雄ここに迎へられて見るに、此の富子がかたちいとよく、
三〇六
万
(
よろづ
)
心に
足
(
たら
)
ひぬるに、かの
蛇
(
をろち
)
が
懸想
(
けさう
)
せしことも
三〇七
おろおろおもひ出づるなるべし。はじめの夜は事なければ書かず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
歎
(
なげ
)
くは
愛情
(
まごゝろ
)
の
深
(
ふか
)
い
證
(
しるし
)
ぢゃが、
餘
(
あま
)
りに
深
(
ふか
)
う
歎
(
なげ
)
くは
分別
(
ふんべつ
)
の
足
(
たら
)
はぬ
證
(
しるし
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
するのみならず
夫
(
それ
)
で
足
(
たら
)
ねば糸を入れます
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
許
(
ゆる
)
されの
性
(
さが
)
は
足
(
たら
)
ひぬ。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
ベアトリーチェを直ちに照らせる
永遠
(
とこしへ
)
の喜びその第二の姿をば美しき目に現はしてわが心を
足
(
たら
)
はしゐたりしとき 一六—一八
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
餘程
足
(
たら
)
ぬ生れ付にて下女仲間にても
馬鹿々々
(
ばか/\
)
とて遊びものにされる者あり吾助は思ふやう此女ならば
必定
(
ひつぢやう
)
我が言ことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もしそれ
虚妄
(
きょもう
)
なるがごとき、なんぞ信を開明の民に得るに
足
(
たら
)
ん。いわゆる神教政治なるもの、その実は神教にあらずして、愚民を
哄騙
(
こうへん
)
するの術なり。蛮王、一
詭道
(
きどう
)
をもって万民を
統御
(
とうぎょ
)
せんと
欲
(
ほっ
)
す。
教門論疑問
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
足
(
たら
)
はぬ
所
(
ところ
)
は
相勵
(
あひはげ
)
みて
償
(
つぐの
)
ひ
申
(
まう
)
さん。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
また汝先に立つ者我に請へる者よ、聞くべきことあらばいへ、我はいかなる汝の問ひにも
足
(
たら
)
はぬ事なく答へんと
心構
(
こゝろがまへ
)
して來れるなれば。 八二—八四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
教
(
をし
)
へよサア平左衞門
何
(
どう
)
ぢや/\と
急立
(
せきたて
)
ければ平左衞門は
微笑
(
ほゝゑみ
)
ながら夫
等
(
ら
)
のことは物の
數
(
かず
)
に
足
(
たら
)
ずと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
されば彼の待ち
憧
(
あこが
)
るゝを見、我はあたかも願ひに物を求めつゝ
希望
(
のぞみ
)
に心を
足
(
たら
)
はす人の如くになれり 一三—一五
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
默想に心を
足
(
たら
)
はしつゝ、
橄欖
(
かんらん
)
の
液
(
しる
)
の
食物
(
くひもの
)
のみにて、輕く暑さ寒さを過せり 一一五—一一七
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“足”の解説
足(あし、foot)は、くるぶし以下接地部の身体の一部である。
(出典:Wikipedia)
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“足”を含む語句
足下
跛足
洗足
御足
足音
発足
足拵
一足飛
一足
足掻
満足
百足
急足
四足
足手纏
足代
足拍子
日足
足趾
跣足
...