“中人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうじん50.0%
ちゅうにん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやしくもこの光陰をもって、これを勉強に施さば、中人ちゅうじんといえどもまた必ず一事業を成すにたらんか。余ここに感ずることありて、日曜日の説を作る。
日曜日之説 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
しかれどもこれ中人ちゅうじん以上、家道やや豊富なる者につきてその理をのぶるなり。なんとなれば文明の国といえども、父母たるもの、家において十分によくその子女を訓育する者まれなり。
教育談 (新字新仮名) / 箕作秋坪(著)
馴合なれあい中人ちゅうにんが段々取持とりもつような風をして、果ては坊主の代りに酒やにわとりを買わして、一処に飲みながら又ひやかして
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼処あすこの喧嘩の中人ちゅうにん這入へえって謝ってくれと頼まれ、なけえ這入り、出刃庖丁でジョキ/\遣られた事も有って、何のくれえ親父が苦労をしたか知れねえが、三年あとに親父が死ぬ時に