“取持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりもち73.3%
とりも20.0%
とりもっ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若江に心を懸ける者がお屋敷うちにあると見えます、それを青茎あおじくつぼみまゝ貴殿のもとへ送るというのは若江を取持とりもちいたす約束をいたした事か
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
或一年あるひとゝせはるすゑかた遠乗とほのりかた/″\白岩しらいはたふ見物けんぶつに、割籠わりご吸筒すゐづゝ取持とりもたせ。——で、民情視察みんじやうしさつ巡見じゆんけんでないのがうれしい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旦那寺だんなでらの和尚は勿論もちろん、又私が漢学塾に修業して、その塾中に諸国諸宗の書生坊主が居て、毎度私処に遊びに来れば、母は悦んでこれ取持とりもっ馳走ちそうでもすると云うようなふう
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)