“遠乗”のいろいろな読み方と例文
旧字:遠乘
読み方割合
とおの50.0%
とおのり25.0%
とほのり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
君も知ってるだろうが、自転車を買ってね、遠乗とおのりをするんだとかなんとか言って、毎日のように出かけて行くよ。東京から来た小蝶こちょうとかいう女で、写真を大事にして持っていたよ。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
そこで私は遠乗とおのり協会の会員章の色ネクタイで髪を結んで、フランチェスコ派の苦行僧のように跣足はだし皮草鞋サンダルをはいて三十六時間もぶっ続けにペダルを踏んだものです。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
或一年あるひとゝせはるすゑかた遠乗とほのりかた/″\白岩しらいはたふ見物けんぶつに、割籠わりご吸筒すゐづゝ取持とりもたせ。——で、民情視察みんじやうしさつ巡見じゆんけんでないのがうれしい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)