“ちゅうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仲人81.8%
中人18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亜米利加アメリカのサンフランシスコに一行は上陸した。仲に這入はいった人の言葉ばかりをに受けて、上陸後四日間ばかりをうやむやに過してしまうと、仲人ちゅうにんは逃亡してしまった。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「もとより金銭に望みはない、先刻お引連れになった望月家の若主人、これは望月家にとって槍よりも大切な品、それとこの槍とお引替えが願いたい、その仲人ちゅうにんは山崎譲」
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
馴合なれあい中人ちゅうにんが段々取持とりもつような風をして、果ては坊主の代りに酒やにわとりを買わして、一処に飲みながら又ひやかして
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
彼処あすこの喧嘩の中人ちゅうにん這入へえって謝ってくれと頼まれ、なけえ這入り、出刃庖丁でジョキ/\遣られた事も有って、何のくれえ親父が苦労をしたか知れねえが、三年あとに親父が死ぬ時に