“中空”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかぞら89.2%
ちゅうくう5.4%
なかそら2.7%
そら1.4%
ちゆうくう1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山(やま)を崩(くづ)して、其(そ)の峯(みね)を余(あま)した状(さま)に、昔(むかし)の城趾(しろあと)の天守(てんしゆ)だけ残(のこ)つたのが、翼(つばさ)を拡(ひろ)げて、鷲(わし)が中空(なかぞら)に翔(かけ)るか、と雲(くも)を破(やぶ)つて胸毛(むなげ)が白(しろ)い。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
中空(ちゅうくう)には大なる暈(かさ)戴(いただ)きし黄(きいろ)き月を仰ぎ、低く地平線に接しては煙の如き横雲を漂はしたる田圃(たんぼ)を越え、彼方(かなた)遥かに廓(くるわ)の屋根を望む処。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大きなお日さまがいくつもいくつも、しゅうしゅういいながらまわりました。すばらしくきれいな火魚が青い中空(なかそら)にはね上がりました。
名(な)も知(し)らぬ海鳥(かいちょう)が悲(かな)しく鳴(な)いて中空(そら)に乱(みだ)れて飛(と)んでいました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)