“乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
みだ63.4%
らん16.0%
みだれ6.1%
2.3%
ヲサ2.3%
ほつ1.5%
らう1.5%
おく0.8%
0.8%
ほつれ0.8%
(他:6)4.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“乱”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
にがんがみだれてったところをみると、きっと伏兵ふくへいがあるのだ。それ、こちらからさきへかかれ。」
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
婦人をんな何時いつかもうこめしらてゝ、衣紋えもんみだれた、はしもほのゆる
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「今より百二十余年前、蜂須賀三代の国主は義伝公ぎでんこう、当時南には天草あまくさらんが起っておりました」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中頃、後鳥羽院ごとばいんの武者所に勤番し、承久ノ乱にも宮方、元寇げんこうらんにも、率先そっせん、国難にあたってきた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陳国のみだれもとになった夏姫は、はじめから楚の将士の好奇の眼の的になった。
妖氛録 (新字新仮名) / 中島敦(著)
彼は先にひし事の胸にられたらんやうに忘るるあたはざるさへあるに、なかなか朽ちも果てざりし恋の更に萠出もえいでて、募りに募らんとする心のみだれ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蛮夷、だるは聖人の憂うるところなれども、その聖人国せいじんこくを蛮夷に奪われたるは今の大清たいしんなれども、大清の人民もまた聖人の書をもって教となすべし。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
諸君、其三尺四方のどぶのやうな田池の中には、先刻さつき大酔して人にたすけられて戸外へ出たかの藤田重右衛門が、殆ど池の広さ一杯に、髪をだし、顔を打伏うつぶして、丸で、犬でも死んだやうになつておぼれて居るではないか。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
其完全な成立を助けたのは、長章の歌曲の末を、くり返して謡ひヲサめる形である。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
囃しヲサめの還し文句の「ながめ」方が、二聯半に結著したのも此頃であつた。
それは決して普通ただの農家の娘とは見えなかった。髪は文金高島田に結って間もなく、一筋のほつれ毛も無いので有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
ねえ、御前、故人の句に御座いますね。涼しさや帆に船頭の散らし髪。これはしかし、千石船か何かで、野郎の船頭を詠んだので御座いましょうが、川船の女船頭が、梶座に腰を掛けているのに、後から風が吹いて、アレあの様にほつが頬に掛るところは、なんとも云えませんな。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
侍臣の手から羯皷を受取つた玄宗は、回廊の上でらうがはしいまでにそれを打ち鳴らして、春光好といふ一曲を心ゆくまでに奏した。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
西行きつと心を張り、しづかに女の手を払ひて、御仏の御前にらうがはしや、これは世を捨てたる痩法師なり、捉へて何をか歎き玉ふ、心を安らかにして語り玉へ、昔は昔、今は今、繰言な露宣ひそ、何事も御仏を頼み玉へ、心留むべき世も侍らず
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
白糸はびんおくれをき上げて、いくぶんの赧羞はずかしさを紛らわさんとせり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてだらしなく取りらかされたものを整理したり、手紙をり分けたりした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
『大丈夫、それにあの人は大酒を飲むの何のと乱暴はしないし』と受け合い、びんほつれを、うるさそうにかきあげしそのくしは吉次の置土産おきみやげ、あの朝お絹お常の手に入りたるを
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
もののふの八十やそをとめまが寺井てらゐうへ堅香子かたかごはな 〔巻十九・四一四三〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
この時の十八首の中には、大使阿倍継麿あべのつぎまろが、「あしひきの山下やましたひかる黄葉もみぢばの散りのまがひは今日にもあるかも」(巻十五・三七〇〇)、副使大伴三中みなか
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
今時いまどきの民家は此様の法をしらずして行規ぎょうぎみだりにして名をけがし、親兄弟にはじをあたへ一生身をいたずらにする者有り。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今更未練が出てお勢を捨るなどという事は勿躰もったいなくて出来ず、と言ッて叔母に詫言わびごとを言うも無念、あれもいやなりこれも厭なりで思案の糸筋がもつれ出し、肚のうちでは上を下へとゴッタ返えすが、この時より既にどうやら人が止めずともついには我から止まりそうな心地がせられた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「日頃にもない平馬。そのろうがわしさは、何事だ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
矮い偃松を蹈みわたって、ぼろぼろに岩の崩れた山稜を登って行く、脚の下は霧のめた深いガレのようだ。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)