“乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
みだ65.6%
らん14.9%
みだれ6.5%
ヲサ1.9%
1.9%
ほつ1.3%
らう1.3%
おく0.6%
0.6%
つゞけ0.6%
ほつれ0.6%
まが0.6%
まがひ0.6%
みだり0.6%
もつ0.6%
ろう0.6%
わた0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こまかきははら/\として草村がくれこほろぎのふしをもさず、しきりくるはにばかりるかといたまし。
雨の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そういう夜の不安は、応仁あたりから後は、都会でも地方でも、もう当り前のことになって、誰も怪しもうとはしない。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お母様はお台所でを上げておいでになったようですが、私が「葵の上」を弾いて、「青柳」を弾いて、それから久しく弾かなかった「」を弾きますと指が疲れましたので
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
囃しめの還し文句の「ながめ」方が、二聯半に結著したのも此頃であつた。さうして次第に、其本歌なる長篇にとつて替る歩みが目だつて来た。
千代ちやん今日かへと二枚折屏風けてもとへ良之助だせし姿かしくきかへらんとつくもいたくせたり。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それは決して普通の農家の娘とは見えなかった。髪は文金高島田に結って間もなく、一筋のれ毛も無いので有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
侍臣の手から羯皷を受取つた玄宗は、回廊の上でがはしいまでにそれを打ち鳴らして、春光好といふ一曲を心ゆくまでに奏した。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
白糸はれをき上げて、いくぶんの赧羞しさを紛らわさんとせり。馭者は月に向かえる美人の姿の輝くばかりなるを打ちりつつ、固唾みてその語るを待てり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてだらしなく取りらかされたものを整理したり、手紙をり分けたりした。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
を、うるさそうにかきあげしそのは吉次の置土産、あの朝お絹お常の手に入りたるを、お常は神のお授けと喜び上等ゆえ外出行きにすると用箪笥の奥にしまい込み
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
もののふの八十をとめ寺井堅香子 〔巻十九・四一四三〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大使阿倍継麿が、「あしひきの山下ひかる黄葉の散りのは今日にもあるかも」(巻十五・三七〇〇)、副使大伴三中
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
今時の民家は此様の法をしらずして行規にして名をし、親兄弟にをあたへ一生身をにする者有り。口惜き事にあらずや。女は父母の媒妁とに非ざれば交らずと、小学にもみえたり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今更未練が出てお勢を捨るなどという事は勿躰なくて出来ず、と言ッて叔母に詫言を言うも無念、あれもなりこれも厭なりで思案の糸筋がれ出し、肚のでは上を下へとゴッタ返えすが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「日頃にもない平馬。そのがわしさは、何事だ」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
矮い偃松を蹈みって、ぼろぼろに岩の崩れた山稜を登って行く、脚の下は霧のめた深いガレのようだ。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)