“乱打”のいろいろな読み方と例文
旧字:亂打
読み方割合
らんだ57.1%
つづけうち14.3%
みだれう14.3%
らんう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは随分大正の今日でも見る光景であって、たとい法螺の貝を吹かぬにしても、半鐘はんしょうでも乱打らんだして人の眠りを驚かすのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
乱打つづけうちうちければ
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
凄まじい霰の音、八方から乱打みだれうつや、大屋根の石もからからと転げそうで、雲のうずまく影が入って、洋燈ランプの笠が暗くなった。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おお! ええ! ともつれあう声の乱打らんうち。人と人、剣と剣が、ただ真ッ黒に渦巻いた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)