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乱打
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らんだ
ふりがな文庫
“
乱打
(
らんだ
)” の例文
旧字:
亂打
これは随分大正の今日でも見る光景であって、たとい法螺の貝を吹かぬにしても、
半鐘
(
はんしょう
)
でも
乱打
(
らんだ
)
して人の眠りを驚かすのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
ギュッと
喉笛
(
のどぶえ
)
をしめつけられ、さらにうらみかさなる
拳
(
こぶし
)
の雨が、ところきらわずに
乱打
(
らんだ
)
してきそうなので、いまは強がりンぼの
鼻柱
(
はなばしら
)
がくじけたらしく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてさッとからだを壁ぎわにひいて、
乱打
(
らんだ
)
されている戸をにらみつけた。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
大食の
習慣
(
しふかん
)
今日に
至
(
いた
)
りても未だ全く
旧
(
きう
)
に
復
(
ふく
)
せざるなり、食事
了
(
おは
)
れば
例
(
れい
)
により鹽原巡査の
落語
(
らくご
)
あり、衆拍手して之を
聞
(
き
)
く、為めに
労
(
らう
)
を
慰
(
なぐさ
)
めて
横臥
(
わうぐわ
)
すれば一天
墨
(
すみ
)
の如く、
雨滴
(
うてき
)
点々
(
てん/\
)
木葉を
乱打
(
らんだ
)
し来る
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
時ならぬ鐘の
乱打
(
らんだ
)
に村人は何か事あることを知って直ちに
走
(
は
)
せつけるのであろう。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
“乱”で始まる語句
乱
乱暴
乱波
乱麻
乱杭
乱箭
乱杭歯
乱髪
乱暴者
乱次