“乱箭”の読み方と例文
旧字:亂箭
読み方割合
らんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらには、意外な方角からも、石火矢いしびやうなりが火をいて樹林をふるわせ、そこらの巨木の上からも乱箭らんせんが降りそそいでくる始末だ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げたの乱箭らんせんが飛ぶかと思う一刹那せつな
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
曹操はうれしさにすぐ跳び乗って馳けだしたが、百歩とも駈けないうちに、曹昂は、敵の乱箭らんせんにあたって、戦死してしまった。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)