“喉笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のどぶえ98.6%
のどぶゑ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あんなむごたらしい目に逢はせた、惡者を擧げて下さいますやうに。私はもう、喉笛のどぶえへ噛み付いてやりたいやうな心持になつて居ります
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
その喉笛のどぶえには娘がえりに刺した筈の針がささっている、娘は悲鳴をあげると地にくずおれた、従者たちは叫びをあげて逃げ散った。
土間に板を置いて、薄べりを敷いただけの客席、その丁度中ほどに、座頭の天童太郎は、喉笛のどぶゑを刺されて、血の海の中に死んで居るではありませんか。