“喉首”の読み方と例文
読み方割合
のどくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猛然と、彼のおおきな腕はお通を抱きしめて枯草の中へたおれた。お通は白い喉首のどくびを伸ばして、声もあげ得ずに、彼の胸の中でもがいた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
場所を変へた動機のもう一つは、さる日曜日の午後、なま酔ひの米兵から不意に喉首のどくびをしめられたりしたからでもある。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
何かしら、闇の中から、大きな手が出てきて、喉首のどくびをグッと締めつけられるような気味の悪い圧力を感じたのだった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)