“巨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おお64.8%
おほ19.3%
でか3.4%
おおき2.8%
おおい2.1%
おほき2.1%
でけ1.4%
えら0.7%
おっき0.7%
きょ0.7%
きよ0.7%
0.7%
でっ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから数分後に、私はそのきな岩をのあたりに見ることのできる、例の見棄てられたヴィラの庭のなかに自分自身を見出した。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
みんなは七つ森の機嫌の悪い暁の脚まで来た。道がかに青々と曲る。その曲り角におれはまた空にうかぶきな草穂を見るのだ。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
燦々しく輝くのみである、此の正体は問う迄もなく夜光珠で、中には十二乗を照すとも評す可きいのもある。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
の、斜向うへ——な赤い蛇がわれた。蘆を引伏せて、鎌首を挙げたのは、真赤なヘルメット帽である。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
更に迂回して柴折戸のあるき、言葉より先に笑懸けて、「暖き飯一与えたまえ、」となる鼻を庭前へ差出しぬ。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
拙者から此石とは馴染なので、この石の事なら詳細て居るのじや、も此石には九十二のがある、其中のの中には堂宇がある
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
其処に帳面を付ける矢立のえのがあるから、茶でもして書けよ、まだ茶ア汲んで上げねえが、其処に茶碗があるから勝手に汲んで飲めよ、虫尽しだな、その女子が此のを見て
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それにも心にかけて、此の畠や田地をがに譲ってもが知れてるから、めて金でも遣るべえと思って、己が身の上ではく貯めた積りだが、父様の脇差も汝より他に譲るものはねえ
私をこんな所へ連れて来たい恐いあの奴が! ……あれあれあのように広い灰色の衣を振ってお姉様を呼んでいる。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
正成や尊氏は、いわば颱風時代に揉まれた生命中のなるものだ。官賊の別や功罪の論などは、私本太平記の任ではない。揉みに揉まれた荒天の下の生命それぞれを書いてゆきたい。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そいつは肩から首から、とてもかくて、牛というよりは猛獣に近い。正代は平気でそいつの鼻面をつかまえる。時々近所の人が牝牛をひいてカケてもらいに来るが、それはみな正代の役目だ。
石ころ路 (新字新仮名) / 田畑修一郎(著)
それともこゝのを二百両にでも三百両にでもたゝき売って仕舞って、お前を一緒に連れて越後の新潟あたりへ身を隠し、もう一と花咲かせかくやりてえと思うんだが